
「いつかは富士山に登ってみたい!」そんな夢を持っている方も多いのではないでしょうか?
富士山は標高3,776mの日本最高峰であり、美しい景観とご来光が楽しめる人気の登山スポットです。
しかし、初心者にとっては「どのルートを選べばいいの?」「何を準備すればいいの?」と不安も多いはず。
本記事では、富士山登山初心者向けのおすすめルートや必要な持ち物、安全対策、登山成功のコツを徹底解説!
しっかり準備をすれば、初めてでも無理なく富士登山を楽しむことができます。
目次
Toggle富士山登山の基本情報を知ろう!
富士山の標高と特徴
富士山は標高3,776メートルの日本最高峰の山です。
世界文化遺産にも登録されており、その美しい円錐形の姿は日本を象徴する存在となっています。
山頂には「お鉢巡り」と呼ばれる火口を一周するルートがあり、登山者にとって特別な体験となります。
しかし、富士山は標高が高いため、低酸素環境や急な気温の変化など厳しい自然条件が伴います。
初心者でも挑戦しやすいルートがありますが、十分な準備と知識が必要です。
登山シーズンはいつがベスト?
富士山の登山シーズンは7月初旬から9月上旬までです。
この期間以外は積雪や悪天候のリスクが高く、初心者には危険です。
特にお盆の時期は登山者が多く混雑しますので、できるだけ平日に登るのがオススメです。
また、登山開始時間によって混雑具合が変わります。
夜間に登り、ご来光を山頂で見る「ご来光登山」が人気ですが、山小屋を利用しながら無理のないスケジュールで登るのが理想です。
天候と気温の変化について
富士山は標高が高いため、天候が急変しやすいのが特徴です。
山頂では真夏でも気温が0度近くになることがあり、風も非常に強いことが多いです。
【富士山の標高別気温の目安】
標高 | 気温(夏の平均) |
---|---|
5合目(約2,300m) | 約15℃〜20℃ |
8合目(約3,100m) | 約5℃〜10℃ |
山頂(3,776m) | 約0℃〜5℃ |
登山の際は防寒対策をしっかりと行い、雨具も忘れずに持参しましょう。
富士山登山に必要な許可や費用
富士山の登山自体には特別な許可は必要ありませんが、「富士山保全協力金」として1,000円を任意で支払うことが推奨されています。
この協力金は登山道の維持や環境保護に使われています。
また、山小屋に宿泊する場合は事前予約が必要で、料金は1泊7,000円〜10,000円程度が相場です。
初心者に向いている登山ルートとは?
初心者には「吉田ルート」が最もオススメです。理由は以下の通りです。
- 山小屋が多く、休憩しやすい
- 登山道が整備されている
- 登山者が多いため安心感がある
初心者におすすめの富士山登山ルート4選
吉田ルート:最も人気で安心なルート
吉田ルートは、山梨県側から登るルートで最も登山者が多いです。
初心者向けのルートとして広く知られています。
【特徴】
- 山小屋が多く、休憩ポイントが充実
- 比較的なだらかな登りが続く
- 下山道が別に整備されており、安全に下山できる
【難易度】★★★☆☆(初心者向け)
【所要時間】
- 登り:約6〜7時間
- 下り:約4〜5時間
このルートは登山者が多いため、道に迷うリスクが少ないですが、その分混雑しやすい点には注意しましょう。
富士宮ルート:最短距離で登頂できるルート
静岡県側から登るルートで、山頂までの距離が最も短いのが特徴です。
【特徴】
- 他のルートに比べて短時間で登れる
- 急な坂が多く、体力が必要
- 山小屋は少なめ
【難易度】★★★★☆(中級者向け)
【所要時間】
- 登り:約5〜6時間
- 下り:約3〜4時間
初心者でも挑戦できますが、足への負担が大きいので、しっかりと準備しておきましょう。
須走ルート:比較的空いていて景色が楽しめる
須走ルートは、途中から吉田ルートと合流する静岡県側のルートです。
【特徴】
- 他のルートよりも自然が豊か
- 比較的空いているため、落ち着いて登れる
- 砂走り(砂地の急斜面)を使った下山が楽しい
【難易度】★★★☆☆(初心者〜中級者向け)
【所要時間】
- 登り:約6〜7時間
- 下り:約3〜4時間
下山の際に「砂走り」という砂地を走るように下るポイントがあり、下山がスムーズに進むのが魅力です。
御殿場ルート:上級者向けだが達成感あり
御殿場ルートは、富士山の中で最も長く、標高差が大きいルートです。
【特徴】
- 登山道が長く、上級者向け
- ほかのルートより人が少ない
- 途中で景色の変化が楽しめる
【難易度】★★★★★(上級者向け)
【所要時間】
- 登り:約7〜10時間
- 下り:約5〜6時間
初心者にはあまりオススメできませんが、体力に自信がある方はチャレンジする価値があります。
ChatGPT:
富士山登山に必要な持ち物と服装
必須装備リスト:登山靴・レインウェア・ヘッドライトなど
富士山登山では、適切な装備が不可欠です。
特に以下のアイテムは必ず準備しておきましょう。
【必須装備リスト】
アイテム | 重要ポイント |
---|---|
登山靴 | 滑りにくく、足首をサポートするものを選ぶ |
レインウェア | 上下分かれた防水透湿性のあるもの(ポンチョ不可) |
ヘッドライト | 夜間や早朝の登山に必須(予備の電池も持参) |
リュック(30L前後) | 必需品を収納でき、体にフィットするもの |
帽子・サングラス | 紫外線・強風対策に必要 |
防寒着(フリースやダウン) | 山頂は真夏でも0℃近くになるため必須 |
登山靴は、ソールがしっかりしたものを選び、事前に履き慣らしておくと安心です。
スニーカーでは滑りやすく、足を痛める可能性が高いのでNGです。
レインウェアは、急な天候の変化に対応できるよう、防水かつ透湿性のあるものを選びましょう。
ポンチョは風にあおられやすいため不向きです。
また、登山中は両手を使うことが多いため、懐中電灯ではなくヘッドライトを用意し、夜間の視界を確保しましょう。
防寒対策のポイント
富士山の山頂では、真夏でも気温が0℃近くまで下がることがあります。
防寒対策をしっかり行わないと、寒さで体力を奪われる可能性があります。
【防寒対策のポイント】
-
重ね着をする(レイヤリング)
- ベースレイヤー(速乾性のインナー):汗を素早く乾かし、体温を保つ
- ミドルレイヤー(フリースや薄手のダウン):保温の役割
- アウターレイヤー(防風・防水ジャケット):風や雨を防ぐ
-
手袋とネックウォーマーも準備
- 強風時は手先がかじかむため、手袋を装備
- ネックウォーマーは風の侵入を防ぎ、防寒性アップ
-
山小屋での防寒対策
- 山小屋の中も冷えることが多いので、軽量のダウンジャケットがあると便利
食料と水の準備について
富士山には山小屋で食事を提供している場所もありますが、値段が高く、混雑することが多いです。
そのため、必要な食料と水は自分で持参するのが基本です。
【持っていくべき食料・飲み物】
食料 | 理由 |
---|---|
おにぎり・パン | 腐りにくく、すぐに食べられる |
ナッツ・チョコレート | エネルギー補給に最適 |
カロリーメイト・ゼリー飲料 | 軽量で食べやすい |
水(1.5L以上) | 脱水症状を防ぐために十分な量を持参 |
スポーツドリンク | 塩分補給にもなる |
登山中はこまめに水分補給をし、脱水症状を防ぐことが大切です。
高山病予防のためにも、少しずつ飲むようにしましょう。
登山用のリュックの選び方
リュックは登山の快適さを左右する重要なアイテムです。
【リュック選びのポイント】
- 容量は30L前後がベスト(日帰りなら20Lでも可)
- チェストベルト・ウエストベルト付きで体にフィットするもの
- 防水カバー付きだと雨天時も安心
長時間背負うことを考え、軽量で体に合ったものを選びましょう。
あると便利なアイテム
必須ではないけれど、あると便利なアイテムを紹介します。
アイテム | 便利な理由 |
---|---|
ストック(トレッキングポール) | 足の負担を軽減し、バランスを取りやすくする |
携帯カイロ | 山頂や山小屋での防寒対策 |
日焼け止め | 標高が高く紫外線が強いため |
携帯トイレ | トイレが混雑しているときの緊急用 |
ビニール袋 | ゴミ袋や濡れたものを入れるのに便利 |
初心者ほど装備の重要性が高くなるので、忘れ物がないようにチェックリストを作るのもオススメです。
ChatGPT:
富士山登山の安全対策と注意点
高山病の予防と対策
富士山は標高が高いため、初心者でも高山病になるリスクがあります。
高山病とは、酸素が薄い環境で起こる頭痛や吐き気、めまいなどの症状のことです。
【高山病を防ぐポイント】
-
ゆっくり登る
- 一気に登ると体が酸素の薄い環境に順応できず、高山病になりやすい。
- こまめに休憩を取りながら、自分のペースで登ることが大切。
-
水分補給をこまめに行う
- 水分不足は高山病を悪化させるため、少しずつ頻繁に飲む。
- スポーツドリンクでミネラル補給をするとより効果的。
-
前泊して体を慣らす
- 五合目で数時間滞在して、標高に体を慣らしてから登ると高山病になりにくい。
- 可能であれば、山小屋に一泊してゆっくり高度順応するのもおすすめ。
-
酸素ボンベを持っていく
- 酸素ボンベは症状が出たときの応急処置として役立つ。
- ただし、酸素ボンベに頼るだけでは根本的な解決にならないので注意。
-
症状が出たら無理をしない
- 頭痛や吐き気がひどくなったら、すぐに休憩し、それでも改善しなければ下山する。
休憩とペース配分の重要性
初心者の方は、登ることに集中しすぎてペース配分を誤りがちです。
富士山は想像以上に体力を消耗するため、無理をせず適切なペースで登ることが大切です。
【理想的な登山ペース】
-
「ゆっくり登って、長めに休憩する」はNG!
- 休憩を長く取ると体が冷えて疲れが溜まりやすい。
- こまめに休憩(5〜10分)を取りながら、一定のペースで進むのが理想。
-
歩くリズムを一定にする
- 息が上がらないペースで、一定のリズムを保つと疲れにくい。
- 速く歩きすぎず、呼吸を整えながら登る。
-
休憩時に軽くストレッチをする
- 足の疲れを和らげるために、ふくらはぎや太ももを軽くほぐすと良い。
富士山の危険エリアとは?
富士山は登山道が整備されているものの、いくつかの危険なポイントがあります。
【富士山の危険エリアと対策】
危険エリア | 注意点 |
---|---|
砂走り(須走・御殿場ルート) | 下山時にスピードが出すぎると転倒のリスクが高まる。慎重に下る。 |
山頂付近の岩場 | 足元がゴツゴツしていて滑りやすい。岩に手をついてバランスをとる。 |
夜間の登山道 | ヘッドライトがないと視界が悪く、迷いやすい。必ずライトを持参。 |
強風エリア(8合目以上) | 突風でバランスを崩すことがある。防寒対策をしっかりする。 |
特に、悪天候時には無理に登らず、安全第一で行動しましょう。
緊急時の対応と連絡方法
登山中に体調が悪くなったり、事故に遭った場合、速やかに対応することが重要です。
【緊急時の対応マニュアル】
-
山小屋や周囲の登山者に助けを求める
- 富士山には山小屋が点在しているため、何かあればすぐに駆け込む。
- 近くの登山者に声をかけ、協力を求める。
-
警察や救助隊に連絡する
- 警察:110番
- 消防・救急:119番
- 山岳救助(山梨県警・静岡県警)
-
携帯の電波状況を確認する
- 富士山の五合目以上は電波が入らないこともある。
- 登山前に、緊急連絡先をメモしておくと安心。
-
防寒対策をしながら救助を待つ
- 低体温症を防ぐため、レインウェアや防寒具を着込む。
- できるだけ風を避けられる場所に移動する。
登山前にチェックすべき天候情報
天候は登山の成功を左右する大きな要素です。登る前に必ず最新の天気予報を確認しましょう。
【チェックすべきポイント】
✅ 登山当日の天気(晴れ・曇り・雨)
✅ 風速(10m/s以上なら登山中止を検討)
✅ 気温(山頂の気温が0℃以下なら防寒対策を強化)
✅ 降水確率(50%以上なら雨具必須)
おすすめの天気予報サイト:
- 「てんきとくらす」登山指数(富士山専用の天気予報あり)
- 気象庁の最新天気情報
天候が悪い場合は無理をせず、安全第一で行動しましょう。
ChatGPT:
初めての富士山登山を成功させるコツ
事前のトレーニング方法
富士山登山は標高差が大きく、普段運動をしていない人にとっては体力的に厳しい挑戦になります。
無理なく登るためには、事前のトレーニングが重要です。
【おすすめのトレーニング】
トレーニング | 方法 | 効果 |
---|---|---|
階段昇降 | 1日20分以上、できれば荷物を背負って行う | 登山時の足の筋力と持久力を鍛える |
ウォーキング・ジョギング | 週3回以上、30分〜1時間歩く | 有酸素運動で持久力を高める |
スクワット | 1日10〜20回を2セット | 太ももやふくらはぎの筋力を鍛える |
ハイキング・低山登山 | 近くの山(標高1000m前後)に登ってみる | 実際の登山環境に慣れる |
深呼吸・腹式呼吸 | ゆっくり息を吐くトレーニング | 高山病予防につながる |
特に「階段昇降」と「低山登山」は、富士山に向けた実践的なトレーニングになるのでおすすめです。
無理せず登るためのペース配分
富士山登山で最も大切なのは、無理をしないことです。
特に初心者は、登り始めにペースを上げすぎてしまい、途中でバテてしまうことがよくあります。
【理想的なペース配分】
-
登山は「ゆっくり・一定のペース」で
- 息が切れない程度の速さで歩く
- 他の登山者に抜かされても気にしない
-
歩幅を小さくし、足の負担を減らす
- 一歩一歩を大きく踏み出すと、足に負担がかかる
- 小さな歩幅で、着実に登る
-
「50分歩いて10分休憩」を目安に
- 休憩を取りすぎると体が冷えるので、短時間の休憩をこまめに取る
休憩の取り方と山小屋の活用法
富士山には各ルートに山小屋が点在しており、休憩や宿泊が可能です。
初心者は山小屋を上手に活用することで、無理なく登ることができます。
【山小屋の活用ポイント】
✅ 事前に予約する
- 繁忙期(7〜8月)は満室になることが多いので、登山計画が決まったら早めに予約
✅ 宿泊すると高山病予防にもなる
- 五合目から一気に登ると高山病になりやすいが、山小屋に宿泊すれば高度順応がしやすい
✅ 水や食料の補給ができるが高めの値段設定
- 水や軽食を販売しているが、値段は市販の2〜3倍
- 可能なら持参したほうが経済的
✅ 緊急時の避難場所としても利用できる
- 体調不良や悪天候時は、無理せず山小屋で休憩・待機する
下山時のポイントと注意点
登ることばかり考えていると、下山の難しさを見落としがちです。
富士山は「登るよりも下山のほうが大変」と言われることもあるので、注意点を押さえておきましょう。
【下山時の注意点】
-
スピードを出しすぎない
- 疲労がたまっている状態でスピードを出すと転倒のリスクが高まる
- 歩幅を小さくし、慎重に下る
-
砂走り(須走・御殿場ルート)でのバランスに注意
- 砂地の下り坂は滑りやすいので、かかとから着地する
-
膝への負担を減らすためにストックを使う
- トレッキングポール(ストック)があると、膝の負担が軽減できる
-
水分補給を忘れない
- 下山時も脱水症状のリスクがあるので、こまめに水分を取る
-
五合目に着いても気を抜かない
- 五合目に着いてもバスの時間まで余裕をもって行動する
- 疲れすぎた状態での運転は危険なので、可能なら公共交通機関を利用
初心者でも楽しく登るための心構え
最後に、初心者が富士山登山を楽しむための心構えを紹介します。
✅「登頂=成功」ではなく、「安全に下山してこそ成功」
- 山頂にたどり着くことを目的にすると、無理をしがちになる
- 自分の体調を最優先し、安全第一で登る
✅ 自然を楽しむ余裕を持つ
- 途中の景色やご来光など、富士山の魅力を楽しみながら登る
- 急がずに自分のペースで歩く
✅ 「登山はチームワーク」
- 仲間や他の登山者と協力しながら登ることで、より楽しい体験になる
- 体調が悪いときは遠慮せずに伝える
✅ 余裕を持ったスケジュールを立てる
- 日帰り登山は体力的に厳しいので、可能なら山小屋に宿泊する
- バスの時間や天候も考慮して計画を立てる
まとめ
初心者が富士山登山を成功させるためには、以下のポイントが大切です。
✅ 初心者は「吉田ルート」が最もおすすめ(山小屋が多く、安全に登れる)
✅ 装備は登山靴・レインウェア・防寒着が必須(スニーカーはNG!)
✅ 高山病を防ぐために「ゆっくり登る」「水分補給」「五合目で高度順応」
✅ 下山時も油断せず、慎重に歩く(砂走りは特に注意)
✅ 無理をせず、安全第一で楽しむことが大切!
しっかり準備をして、富士山登山を最高の思い出にしてくださいね!