【比較】「以降」と「以来」の違いとは?意味・使い方を例文付きで徹底解説!
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日本語には似たような意味の言葉がたくさんありますが、「以降」と「以来」もその一つ。

どちらも「ある時点より後」を表しますが、正しく使い分けていますか?

例えば、「午後5時以降に来てください。」は自然な表現ですが、「午後5時以来に来てください。」と言うと違和感があります。

この違いを知らずに使うと、意味が伝わらなかったり、不自然な日本語になってしまうことも…。

そこで今回は、「以降」と「以来」の意味や使い方の違いを詳しく解説!実際の例文や誤用例を見ながら、しっかり理解していきましょう!

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「以降」と「以来」の基本的な意味とは?

「以降」の意味と特徴

「以降(いこう)」は、ある時点を基準にして、それより後の時間を指す言葉です。

「○○以降」という形で使われ、未来に向かう広がりを意識した表現になります。

例えば、「4月1日以降、料金が変更されます」と言うと、4月1日からその後ずっと料金が変わることを示します。

この場合、4月1日も含まれるのがポイントです。

また、「午後5時以降は電話に出られません」という表現では、午後5時を基準にして、それ以降の時間帯(つまり午後5時以降の全ての時間)が対象になります。

ポイント:

  • 未来に向かう時間の広がりを表す
  • 「○○以降」の形で使う
  • 基準となる時点(○○)も含まれる
  • 過去・現在・未来のどの時点にも使えるが、未来の表現が多い

例文:

  • 4月以降、新しい制度が始まります。(未来の話)
  • 2000年以降、日本の技術が進化しました。(過去の話)
  • 午後8時以降は飲食店が閉まります。(未来に向かう話)

「以来」の意味と特徴

「以来(いらい)」は、ある時点を基準にして、その時から現在まで継続している状態を示す言葉です。

「○○以来」という形で使われ、過去の出来事が現在まで影響を及ぼしていることを表します。

例えば、「卒業以来、一度も会っていない」と言うと、卒業した時点から今までずっと会っていないことを示します。

この場合、「卒業」という過去の出来事を起点にして、その後も継続している状態(会っていない)を説明しています。

また、「事故以来、車の運転が怖くなった」という表現では、「事故」という過去の出来事を基準にして、その後もずっと影響が続いていることを意味します。

ポイント:

  • 過去のある時点から現在までの継続を表す
  • 「○○以来」の形で使う
  • 基準となる時点(○○)も含まれる
  • 現在まで継続している場合にのみ使える

例文:

  • 日本に来て以来、毎日和食を食べています。(来日した時点から今までずっと)
  • 彼とは高校卒業以来、一度も会っていない。(卒業の時点からずっと会っていない)
  • その事件以来、人々の考え方が変わった。(事件の影響が現在まで続いている)

共通点と混同しやすい理由

「以降」と「以来」はどちらも「ある時点より後」を示す言葉ですが、決定的な違いは、

  • 「以降」:未来に向かう広がりを意識
  • 「以来」:過去から現在までの継続を意識

この違いを理解していないと、「4月以来、新しい制度が始まる」など、不自然な表現になってしまうことがあります。

「以来」は過去の出来事が現在まで続いているときに使うので、未来に向かう話では「以降」を使うのが正解です。

どんなときに使い分けが必要か?

「以降」と「以来」は、特に以下のような場面で使い分けが求められます。

シチュエーション 正しい表現
未来の予定を伝える 「5月以降、新しいプロジェクトを開始します。」
過去から続いていることを伝える 「5月以来、ずっと忙しいです。」
ある時点から今まで会っていないことを伝える 「卒業以来、一度も会っていません。」
ある時点以降に起こることを伝える 「午後7時以降は割引が適用されます。」

 

「以後」「以南」「以北」などの関連語との違い

「以降」に似た言葉として「以後」や「以南」「以北」などがありますが、それぞれ微妙に意味が異なります。

  • 「以後(いご)」 → 「以降」とほぼ同じ意味だが、ややかたい表現。(例:「この件については、今後以後注意してください。」)
  • 「以南(いなん)」 → ある地点より南側(例:「東京以南の地域は暖かい。」)
  • 「以北(いほく)」 → ある地点より北側(例:「北海道以北の気候は寒い。」)

このように、「以降」「以来」だけでなく、他の類似表現も理解しておくと、より正確に日本語を使いこなせるようになります。

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「以降」と「以来」の使い方の違いを例文で解説!

「以降」を使った例文と解説

「以降」は、ある時点を基準にして、それより後の時間全体を指します。

特に未来の出来事を話すときによく使われます。

① 未来の予定に関する例文

  • 「4月1日以降、新しいシステムが導入されます。」
    → 4月1日を基準にして、その後の期間ずっと新しいシステムが導入されることを示しています。

  • 「18歳以降は大人料金が適用されます。」
    → 18歳を基準にして、それ以降の年齢の人が対象になることを表します。

② 過去から未来に広がる事象に関する例文

  • 「2010年以降、スマートフォンが普及しました。」
    → 2010年を基準にして、それ以降スマートフォンが広く使われるようになったことを示しています。

  • 「この町は震災以降、多くの支援を受けてきました。」
    → 震災を基準にして、その後の時間の流れを含めた話になっています。

③ 何かの制限やルールを表す例文

  • 「午後10時以降、外出禁止です。」
    → 午後10時を境に、それ以降の時間帯は外出が許されないことを意味します。

  • 「試験開始30分以降の入場は禁止されています。」
    → 試験開始から30分後を基準にして、それ以降は入場できないルールがあることを示します。

「以来」を使った例文と解説

「以来」は、過去のある時点を基準にして、その時から今まで続いている状態を表します。

① 過去から継続している事象に関する例文

  • 「高校卒業以来、一度も同級生に会っていない。」
    → 高校を卒業した時から今までずっと会っていないことを示します。

  • 「彼は就職以来、ずっと忙しい生活を送っている。」
    → 就職した時点から現在まで忙しい生活が続いていることを意味します。

② ある出来事がきっかけで続いている状態を示す例文

  • 「地震以来、家の耐震対策を強化した。」
    → 地震が起こった後から現在まで、家の耐震対策をし続けていることを示します。

  • 「結婚以来、毎年結婚記念日を祝っている。」
    → 結婚した時から現在まで、毎年記念日を祝う習慣が続いていることを表します。

③ 人間関係や感情の変化に関する例文

  • 「事故以来、彼は車の運転を避けるようになった。」
    → 事故を経験したことがきっかけで、それ以降ずっと運転を避けていることを示します。

  • 「転職以来、ストレスが減って毎日が楽しくなった。」
    → 転職してから今までの間に、ストレスが減って楽しい生活を送っていることを意味します。

時間の流れを意識した使い分けのポイント

「以降」と「以来」の使い分けは、時間の流れを意識すると理解しやすくなります。

言葉 時間の流れ 使う場面
以降 ある時点を基準にして、その後の時間全体 未来の予定や、ルール・制限など
以来 ある時点を基準にして、それからずっと継続 過去から現在まで続く出来事や状態

例えば、「2020年以降」と言えば、「2020年を境に、それ以降の時間すべて」を指しますが、「2020年以来」と言うと、「2020年から今まで継続している状態」を指します。

例:

  • 「2020年以降、リモートワークが一般的になった。」(2020年を境に変化が起こったことを表す)
  • 「2020年以来、ずっとリモートワークを続けている。」(2020年から今までずっと続いていることを表す)

フォーマルな場面と日常会話での使い分け

「以降」や「以来」は、フォーマルな文章でも使われますが、日常会話では「以降」より「以後」が使われることもあります。

フォーマルな表現:

  • 「会議は午後3時以降に予定されています。」(ビジネスメールなどで使われる)
  • 「弊社の方針として、2023年以来このシステムを採用しています。」(公的な文書や説明に使われる)

カジュアルな表現:

  • 「午後3時以後なら大丈夫だよ!」(友人との会話で使われる)
  • 「あの映画見て以来、ホラーが苦手になった。」(日常会話で使われる)

文章を書くときの注意点

文章を書くとき、「以降」と「以来」を正しく使うためのポイントを押さえておきましょう。

  1. 未来の出来事やルールなら「以降」

    • ✕「5月以来、新ルールが適用されます。」(不自然)
    • ○「5月以降、新ルールが適用されます。」(正しい)
  2. 過去から現在まで継続するなら「以来」

    • ✕「5月以降、毎日運動している。」(未来を指すので不自然)
    • ○「5月以来、毎日運動している。」(過去から現在までの継続を表すので正しい)
  3. 基準となる時点が未来なら「以来」は使えない

    • ✕「来年4月以来、制度が変わります。」(未来の話に「以来」は使えない)
    • ○「来年4月以降、制度が変わります。」(正しい)
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「以降」と「以来」の間違えやすい使い方と誤用例

よくある間違い①:「以来」を未来の話に使う

「以来」は、過去のある時点を基準にして、そこから現在までの継続を示す言葉です。

そのため、未来の出来事には使えません。

誤った使い方

  • ✕「来週以来、新しいシステムを導入します。」
    → 「来週」は未来の話なので、「以来」は不適切です。

正しい使い方

  • ○「来週以降、新しいシステムを導入します。」
    → 「以降」は未来にも使えるので正しい表現です。

よくある間違い②:「以降」を継続的な出来事に使う

「以降」は、ある時点を基準にして、その後の時間帯や広がりを示しますが、「以来」のように継続を意味するわけではありません。

そのため、過去から現在まで続いている出来事には不適切です。

誤った使い方

  • ✕「結婚以降、毎年記念日を祝っています。」
    → 「結婚」を基準にして、そこから現在まで続いていることを表したいので、「以来」を使うのが適切です。

正しい使い方

  • ○「結婚以来、毎年記念日を祝っています。」
    → 「以来」は過去から現在まで続いていることを表すので正しい表現です。

例文で学ぶ誤用のパターン

以下の表では、よくある誤用を例に、正しい言い換えを示します。

誤った表現 正しい表現 理由
✕ 2018年以来、新しい法律が施行されます。 ○ 2018年以降、新しい法律が施行されます。 「以来」は過去から現在までの継続を示すので、未来の出来事には使えない。
✕ 事故以降、ずっと体調が悪いです。 ○ 事故以来、ずっと体調が悪いです。 「以来」は過去のある出来事を起点にして、継続していることを表すため適切。
✕ 午後6時以来、お電話ください。 ○ 午後6時以降、お電話ください。 「以来」は継続を表すので、特定の時点から先の広がりを示したい場合は「以降」を使う。

 

「以降」と「以来」どちらを使うか迷ったときの判断基準

使い分けに迷った場合、次のポイントをチェックしてみましょう。

1. 未来の予定やルールなら「以降」

  • ○「3月1日以降、新しい制度が始まります。」(未来のことなので「以降」)
  • ✕「3月1日以来、新しい制度が始まります。」(未来には使えない)

2. 過去からの継続なら「以来」

  • ○「大学卒業以来、一度も同級生に会っていません。」(過去から現在までの継続なので「以来」)
  • ✕「大学卒業以降、一度も同級生に会っていません。」(「以降」では継続の意味が薄れる)

3. ある時点を超えて発生する変化なら「以降」

  • ○「午後9時以降、入館できません。」(午後9時を基準に、その後の時間全体を指しているので「以降」)
  • ✕「午後9時以来、入館できません。」(「以来」では継続の意味が出てしまい、不自然)

ネイティブが自然に使うコツ

「以降」と「以来」を正しく使いこなすには、日本語のネイティブスピーカーがどのように自然に使っているかを意識すると良いでしょう。

日常会話での例

場面①:レストランの予約

  • A:「明日の夜、予約できますか?」
  • B:「午後7時以降なら空いていますよ。」(未来の時間帯を示すので「以降」)

場面②:昔の出来事を振り返る

  • A:「最近、彼に会った?」
  • B:「いや、高校卒業以来、一度も会ってないよ。」(過去から現在まで続いているので「以来」)

まとめ

「以降」と「以来」は似ているようで、使い方を間違えると不自然な表現になってしまいます。

ポイントをおさらいすると…
未来の話をするなら「以降」(例:「5月以降、新ルールが適用されます。」)
過去から現在まで継続するなら「以来」(例:「5月以来、ずっと忙しいです。」)
ルールや条件が変わるタイミングには「以降」(例:「午後6時以降、入館できません。」)

これらを意識すれば、「以降」と「以来」を間違えずに使い分けることができるようになります!

「以降」と「以来」以外の似た表現との違い

「以降」と「以来」以外にも、時間を表す似た表現がいくつかあります。

ここでは「以後」「のち」「過ぎ」「から」との違いを解説し、それぞれの正しい使い方を例文とともに紹介します。

「以後」との違い

「以後(いご)」は「以降」と似ていますが、よりフォーマルな表現として使われることが多いです。

また、「以後」には「今後ずっと」のニュアンスが含まれることがあり、注意が必要です。

「以後」と「以降」の比較

言葉 意味 使い方の特徴
以降 ある時点を基準にして、それより後の時間全体 ビジネス・日常会話どちらでも使える
以後 ある時点を基準にして、その後ずっと続くことを強調 ややフォーマルな表現。謝罪や注意の文脈で使われやすい

例文での違い

  • 「午後3時以降、会議が開かれます。」(午後3時を基準に、その後の時間帯を指す)
  • 「午後3時以後、この部屋の使用は禁止されています。」(午後3時を境に、その後ずっと禁止されていることを強調)

📌 「以後」は謝罪の表現にも使われる

  • 「このようなミスがないよう、以後気をつけます。」(「今後ずっと注意する」という強調)
  • 「以後、このような問題は発生しないようにいたします。」(フォーマルな表現)

「のち」との違い

「のち」は、「以降」と似ていますが、時間の幅を持たず「ある時点のすぐあと」を指す場合が多いです。

特に文語的な表現として使われることが多く、日常会話ではあまり使われません。

「のち」と「以降」の比較

言葉 意味 使い方の特徴
以降 ある時点を基準に、それより後の時間全体 幅広い時間に適用可能
のち ある時点のすぐ後を指す 文語的・フォーマルな表現

例文での違い

  • 「試験終了以降、問題用紙を回収します。」(試験が終わったあと、広い時間範囲で回収)
  • 「試験終了のち、すぐに問題用紙を回収します。」(試験が終わったすぐ後に回収)

📌 「のち」は公的な文章やニュースなどで使われやすい

  • 「社長の発表のち、新商品が正式に発表される予定です。」
  • 「手続き終了のち、すぐにご案内いたします。」

「過ぎ」との違い

「過ぎ(すぎ)」は、「以降」と似ていますが、特定の時点を超えた直後を強調する言葉です。

「○○過ぎ」という形で使われます。

「過ぎ」と「以降」の比較

言葉 意味 使い方の特徴
以降 ある時点を基準に、それより後の時間全体 幅広い時間帯を対象にする
過ぎ ある時点を超えた直後 直後の短い時間を示すことが多い

例文での違い

  • 「午後8時以降は飲食禁止です。」(午後8時を境に、その後ずっと禁止)
  • 「午後8時過ぎに食事を済ませました。」(午後8時を少し超えた時点で食事を終えた)

📌 「過ぎ」は具体的な時間の話に使われやすい

  • 「10分過ぎたら、もう一度電話してください。」(10分ちょうどではなく、その後すぐを指す)
  • 「5時過ぎにお伺いします。」(5時ちょうどではなく、その直後を意味する)

「から」との違い

「から」は「以降」と似た使われ方をすることがありますが、より口語的な表現で、カジュアルな会話でよく使われます。

「から」と「以降」の比較

言葉 意味 使い方の特徴
以降 ある時点を基準に、それより後の時間全体 フォーマルでも使える
から ある時点を基準にして、それより後を示す カジュアルな会話でよく使われる

例文での違い

  • 「午後5時以降、お電話をお願いします。」(ビジネスシーンでも使える)
  • 「午後5時から電話してもいいよ。」(口語的でカジュアルな印象)

📌 「から」は幅広く使えるが、フォーマルな場面では「以降」が適切

  • 「7時から飲み会があります。」(カジュアルな会話)
  • 「7時以降の参加も可能です。」(ビジネスシーンやフォーマルな場面)

使い分けができるようになるポイント

ここまで紹介した類義語をまとめると、以下のようになります。

言葉 意味 使われるシーン
以降 ある時点を基準に、その後全体 ビジネス・日常
以後 ある時点を基準に、今後ずっと フォーマル・注意喚起
のち ある時点のすぐ後 文語・公的文書
過ぎ ある時点を少し超えた直後 具体的な時間
から ある時点を基準に後の時間 カジュアルな会話

この表を参考に、文脈に応じて適切な言葉を選べるようにしましょう!

まとめ:「以降」と「以来」を正しく使い分けよう!

ここまで「以降」と「以来」の違い、使い方、誤用例、類似表現について詳しく解説してきました。

それでは、最後に重要なポイントを整理しておきましょう。

「以降」と「以来」の違いをおさらい

以降 以来
意味 ある時点を基準に、それより後の時間全体 ある時点を基準に、それからずっと継続している状態
使い方の特徴 未来の話に使うことが多い 過去から現在まで続いている状態を表す
フォーマル or カジュアル ビジネス・日常会話どちらでもOK ややフォーマルな場面が多い
例文 「午後6時以降、入場できません。」
「2020年以降、リモートワークが増えました。」
「大学卒業以来、一度も同級生に会っていません。」
「その事故以来、車の運転が怖くなった。」

📌 ポイント:

未来の予定やルールなら「以降」(「3月1日以降、新しい制度が始まります。」)
過去から現在まで継続するなら「以来」(「3月以来、ずっと忙しいです。」)
「以降」は未来に向かう話、「以来」は過去からの継続を意識する

よくある間違いを振り返ろう!

「以来」を未来の話に使うのはNG

  • ✕「来週以来、新しいシステムが導入されます。」(未来の話には使えない)
  • ○「来週以降、新しいシステムが導入されます。」(未来の話には「以降」)

「以降」を過去からの継続に使うのはNG

  • ✕「事故以降、ずっと体調が悪いです。」(過去から現在まで継続しているので不自然)
  • ○「事故以来、ずっと体調が悪いです。」(「以来」で過去からの継続を示す)

カジュアルな表現とフォーマルな表現を使い分ける

  • ビジネスメールやフォーマルな場面では「以降」「以来」が適切
  • カジュアルな場面では「から」「過ぎ」などを使うのもOK

例文を参考にして実践で活用しよう!

最後に、実際の会話や文章で使える「以降」と「以来」の例文をまとめました。

「以降」を使う例文(未来の話やルール)

「5月1日以降、新しい料金体系になります。」(特定の日付を境に未来に向かって変化)
「午後9時以降の外出は禁止されています。」(特定の時間を境にルールが適用される)
「手続きは12時以降に行ってください。」(未来の時間帯を指定)

「以来」を使う例文(過去からの継続)

「2015年以来、ずっとこの会社で働いています。」(2015年から現在までの継続)
「その事件以来、彼はあまり人と話さなくなった。」(事件を境にした継続的な変化)
「結婚以来、毎年記念日を祝っています。」(結婚したときからの継続)

日本語をより自然に使うために意識すること

「以降」と「以来」の使い方をしっかり区別する
フォーマルな表現とカジュアルな表現を使い分ける
誤用しやすいポイントをチェックして、適切な表現を選ぶ

これらのポイントを意識すれば、「以降」と「以来」を自然に使いこなすことができます!

おわりに

「以降」と「以来」はどちらも「ある時点を基準にする」言葉ですが、それぞれの意味と使い方を正しく理解することで、より自然な日本語を使うことができます。

  • 「以降」は未来に向かう時間の広がりを示す
  • 「以来」は過去から現在までの継続を示す
  • フォーマルな文章や会話でも正しく使い分けることで、伝わりやすい表現になる

ぜひ、日常の会話やビジネスシーンで意識して使ってみてくださいね!

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